やるべき仕事が目の前にあるのに、集中できなくてお困りですか?今すぐ集中できる方法があればいいのにお感じではないでしょうか?
人間の脳はコンピューターではないので、いつでも命令通りに動いてくれるとは限りません。なかなか集中できない、集中しても続かないといった経験は誰にでもあることでしょう。
そもそも人はなぜ集中できないのか、逆に集中している時というのは脳内で何が起きているのかという概念を解説した上で、今すぐ試せる集中する 10 の方法をご紹介します。また、ユニークな集中グッズも 5 つご紹介しますので、集中する方法をお探しの方は、ぜひご一読ください。
目次
1. 人はなぜ、集中できないのか
1-1. 集中力と人間の脳
集中している状態だと、人は多くの仕事をこなせるようになります。しかも、集中している状態の時に仕上げたものは質も高く、達成感も大きくなります。
作業中の様子を見ても、集中している人は楽しそうな様子で作業に没頭していることが多く、「楽しみながら短時間に質の高い仕事をする」という理想的な状態にあります。
そんな時、脳内で何が起きているのかというと、ドーパミンやアドレナリンといった脳内麻薬物質とも呼ばれる物質が分泌されており、これが集中力を高め、今やっていることを楽しいと感じさせてくれます。
この状態がずっと続けばどれほど素晴らしいかと誰もが思うところですが、残念ながらこの状態を意図的に作るのは難しく、しかもなかなか持続しないのがほとんどの人に共通する実感です。
そこで考えたいのが、集中する方法、もしくは集中力を持続させる方法です。
1-2. 集中できない 4 つの主な原因
1-2-1. 他のことへの関心が上回っている
今やるべき仕事に対して集中できないという場合、それでは何もしていないのかというと、そうではない場合のほうが多いのではないでしょうか。仕事に全く関係のないネットサーフィンをしてしまったり、スマホゲームで遊んでしまったり、という具合です。
これは脳が仕事ではなく他のことに関心を持ってしまい、その関心がやるべき仕事を上回っている状態です。他のことに関心を持ち、そちらには集中できるのですから、それができるということは集中する能力は持ち合わせているということです。
1-2-2. 同じことを長時間行っている
人は同じことをしていると、飽きる習性を持っています。それが長時間に及んでくると集中力も低下してきます。集中して作業をしたことによって疲れを感じた時も同様で、この場合は休むことでそのパワーを回復させる必要があります。
1-2-3. 疲れている
集中するというのは、それなりの体力を必要とします。そのため寝不足であったり、肉体的、精神的な疲れを持ったままの状態だと集中力を高めるのが難しくなります。この場合も心身を休めたり、気分転換をするなど休息をとる必要があるサインです。
1-2-4. 危機感がない
夏休みは 1 ヶ月以上あるのだから、まだまだ宿題はしなくても大丈夫…と高をくくっていたら、新学期直前になって真っ青になるという経験をお持ちの人は多いと思います。これは危機感の欠如によって脳が慢心してしまい、集中する必要を感じないという心理現象です。
この特性を逆に利用すると、タイムリミットを作るなど危機感を演出することを集中する方法として活用することもできます。